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雪印メグミルク、なかしべつ工場増強に460億円

記者会見する佐藤社長

 【札幌】雪印メグミルク(本社東京、本店札幌)は、国内外で需要が拡大しているチーズの増産のため、なかしべつ工場(根室管内中標津町)の設備増強に約460億円を投じる。25日に札幌市内で開いた定時株主総会後の記者会見で、佐藤雅俊社長が説明し、「付加価値を生みながら生乳を受け入れる体制をしっかりとつくる」と語った。

 5月で創業100年を迎えた同社は、今年から2030年までの5年間を対象期間とした新経営計画「Next Design」を策定。「アセットの大改革」をテーマに掲げ、チーズの生産体制整備を中心に5年間で国内製造拠点の20~30%の協業・再編を行うことなどを盛り込んでいる。

 なかしべつ工場の新設備は28年度上期に稼働予定。阿見工場(茨城県)にも約15億円を投資し、チーズの生産拡充を目指す。ベトナムに建設中の新工場をはじめ海外展開も強化する。

 佐藤社長はチーズ市場の動向について「新商品の投入、さまざまなプロモーション提案によって、市場は間違いなく拡大に向かう」とし、拠点の再編に関しては「協業を含めた統廃合をし、最先端のイノベーションを起こさせるような生産体制にしていく」と語った。(安藤有紀)

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