道内動物園で捉えた動物写真 ゾウの「ナナ」も 帯広の中塚さん8日まで展示
帯広市の中塚宗孝さん(71)による写真展「追悼」が4日、市内のミントカフェ・ガレリアオリザ(大通南6)で始まった。おびひろ動物園にいたゾウの「ナナ」など、道内動物園の動物たちの写真を展示している。8日まで。
中塚さんは学生時代から撮影を趣味とし、50年以上の経験を持つ。約15年前に、おびひろ動物園など道内の動物園に通い、動物たちの生き生きとした表情を捉え展示会も開催。写真の整理中に当時の作品が出てきたことから、再び展示しようと思い立った。撮影された動物たちは、既に死んでしまったものも多いという。
会場には、「ナナ」をはじめ、帯広にいた当時のキリン「スカイ」(現在は釧路)、札幌円山動物園のワニなど33枚をそろえた。体の一部を写し動物の特徴を引き出そうと工夫したという中塚さん。「カメラ目線を捉えるために1週間ほど通い続けたこともある。根気強く捉えた動物たちのかけらを見てほしい」と話した。
入場無料。午前11時~午後7時(最終日は午後4時まで)。(許静)