「お菓子の森」がコンセプト 帯広駅にプリクラ専門店 トーシン
全国でカプセルトイなどのアミューズメント事業を展開するトーシン(帯広市、宮本達也代表)は4日、JR帯広駅構内にプリクラ専門店「PICTALE(ピクテイル)」をオープンした。直営のプリクラ専門店は同社初。オープン初日から春休み中の学生らが訪れ、にぎわいを見せた。
同社は長年、旧長崎屋帯広店のゲームセンター「ファンタジープラザ」で、プリクラとカプセルトイコーナーを担っていた。昨年12月末での閉店に伴い、駅での開店を決断。「交通の便が良い街中は学生が集まりやすい。流れをそのままにしたかった」(同社)とする。
待合室向かいの旧四季彩館跡に出店。店舗面積は約66平方メートルで、最新プリ機「piemo(ピエモ)」を含む4台を設置。スイーツが有名な帯広にちなみ、「帯広のおいしいお菓子を探していたら、いつの間にかお菓子の森の物語に迷い込んでしまった」というコンセプトの店舗デザインで、菓子を背景にしたフォトスポットも用意した。
4日夕に友人と3人で訪れた青江紗也乃さん(17)は「友達と遊んだ帰りなどによくプリクラを撮る。行きやすい街中にできてうれしい」と笑顔を見せた。黒川直樹店長(43)は「新しいプリクラコーナーで撮ってもらい、大人になってからも思い出す学生時代のワンシーンになれば」と話している。
営業時間は月~金曜が午前10時-午後8時45分、土日曜・祝日が午前9時~午後8時45分。(児玉未知佳)