ワイン城屋上で夕日に乾杯 池田で地域ブランディングモニターツアー
【池田】池田町は15、16の両日、町内のワイン城で「地域ブランディング事業モニターツアー」を実施した。地域の魅力や価値を再認識して外に発信し、関係人口を増やす取り組みの一環。2日間で延べ50人が参加した。15日はワイン城屋上で夕日の絶景を眺めながら、十勝ワインを堪能した。(澤村真理子)
町は現在、地域の将来像を可視化する「ビジョンマップ」の作成に向け、町民ワークショップ(WS)を開催している。
10月の第2回WSでは各グループで池田町のモニターツアーを考案。その中から実現可能な案を選び、実施した。
初日は町内外の20人が参加。安井美裕町長が普段は入れない旧ブドウ・ブドウ酒研究所などを案内しながら、十勝ワインの歴史を紹介した。
ワイン城から見る夕日は2006年、「日本の夕陽(ゆうひ)百選」に認定されている。知る人ぞ知る「夕日スポット」で、参加者は夕焼けのオレンジに染まる池田の街並みを眺めながら、十勝ワインのブルームやロゼロック、ワイン城レストラン特製のオードブルに舌鼓を打った。山幸の前身のオールドビンテージも特別提供された。
町内から夫婦で参加した杉昌子さん(73)は「(ワイン城の屋上ツアーは)紅葉や桜の時期に設定してもよいのでは。町長のワインの説明は分かりやすく、知らないことがたくさんあった」と述べた。
安井町長は「ワインを核に池田町をリブランディングする中で、関係者や住民が町の魅力を見詰め直し、新しいものにつながっていくのではないか」と話していた。
16日は約30人が参加し、午前5時半からワイン城屋上で朝日を見ながら、町内のカフェが用意したサンドイッチとコーヒーを味わった。











