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コマツ道東 中島良太社長~2024トップインタビュー

現場を支えるICT推進
農業関連に需要 保守や修理に力
 昨年は全国的に、コロナ明けの受注増や半導体不足などの影響で建設機械の納期遅れにより、お客さまにご迷惑をおかけした部分はありましたが、当社としては無事に事業を進めることができました。コロナ禍ではメーカーとの会議や社員の技術研修もリモートでしたが、ようやく対面でできるようになり、社員を派遣しての技術研修など社員教育にも力を入れています。

 建設機械の主な販売先は全国的には建設業ですが、北海道の場合、除雪や農業の関連需要が高く、特に十勝は酪農畜産業が盛んな地域のため、当社の販売も約半数が農業関係です。

 特にホイールローダーは畜産関係で毎日のように使用され、稼働時間も長いため、メンテナンスにも力を入れています。常に「(農業・林業・建設業などの)現場を少しでも止めない」ことを意識したサポート体制を整えています。

ドローン活用へスクールを開校
 建設関係では一般土木、公共事業ともにICT(情報通信技術)化の流れが加速しています。昨年4月には、新たにICTソリューション課を立ち上げ、釧路支店の一部にICT対応建設機械の実演ができる施設の充実を図りました。お客さまや社員を対象に教育を実施しているほか、担当者が工事現場に出向き、レクチャーもしています。

 ドローンの活用も工事現場を中心に増加しているため、今年は新たにドローンスクールを開校します。操縦には現在、民間の資格がありますが、2025年12月以降、国家資格に一本化されます。それまでに民間資格を取得することで、スムーズに国家資格に移行できるような養成講座で取得の後押しをしていきます。

 建設業界も環境問題への対応が求められいるため、メーカーから電動ミニショベルなどもリリースされています。これらの製品を通じた環境への配慮も含め、お客さまの現場を支えるアフターサービスのさらなる充実を目指していきます。

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