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双葉幼稚園NPO法人認定 5月4日に園舎開放イベント

桜の時期は華やかに彩られる園舎。春に一般公開するのは初めてで、「桜の花々も楽しんで」と同会

 国の指定重要文化財「旧双葉幼稚園園舎」(帯広市東4南10)の保存管理へ向け、卒園生らが進めていたNPO法人「双葉の露(つゆ)」の設立認証が下りた。記念イベントとして園舎の一般公開を5月4日午前11時から行い、青い目の人形や資料展示などを予定。今年度は会員募集の周知、保存管理に向けた活動内容を検討していく。

 NPO法人の認証は1月に道に申請し、今月17日付で認証された。23日午前10時から、帯広市役所で認証会見が行われた。

 会見では代表理事の遠藤崇浩さん(学校法人帯広学園理事長)が「園舎を市民の財産として広めていきたい」とあいさつ。観光や文化資源として今後活用していくためには会員やボランティアを広く募り、人材と資金の両面が必要とした。

あいさつする遠藤代表理事

 同会は1月に設立総会を開き、現在までに集まった正会員は20人。園舎の年間維持費は、芝刈りや生け垣整備、除雪などで約110万円が必要とされ、同会は「活動していくための人数が足りていない」とする。会員やボランティアが集まり次第、週1回程の園舎開放などの事業も検討していく。

 5月4日のイベントでは午前11時半からギターソロ「月光」、午後2時半から5人組フォークグループ「白い鳥」の演奏会を行うほか、市内のカフェグリーンの軽食販売、青い目の人形展などを予定。園庭整備のボランティアを募集中で、同日午前9時から行う。園舎北側のオカモトの駐車場が利用できる。

 引き続き会員は募集中。年会費は正会員1万円、協賛個人会員2000円、協賛団体会員1口2万円。問い合わせは(080・2864・0635)へ。ホームページ(https://futabanotuyu.com/)からも申し込みできる。
(松田亜弓)

<旧双葉幼稚園園舎>
 1922年に完成し、赤いドーム型の丸屋根が特徴。閉園の2013年まで90年以上使われた。意匠的に優秀で歴史的な価値があると評価され、17年に重文指定された。

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