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「ゼロタウン6中」完成 旧帯六中跡地に33区画

造成を終えた「ゼロタウン6中」の住宅地(アインコンサルタント提供)

 旧帯広第六中学校のグラウンド跡地(帯広市東12南8、9、約1万平方メートル)で造成工事が進んでいた環境配慮型の住宅地「ゼロタウン6中」が完成した。33戸の宅地のうち3戸を、年間のエネルギー消費量がおおむねゼロとなる「ゼロエネルギー」のモデル住宅として展示、30戸分の土地を環境建築要件付きで販売する。

 同地は環境モデル都市の帯広市が、条件付きの一般競争入札を実施。市内の萩原建設工業のグループ会社である不動産業「アインコンサルタント」(菅原幸洋社長)が落札し、総事業費2億円をかけて造成した。9月末に完成し、今月から分譲している。

 販売は住宅メーカーのロゴスホームが16戸分(うちモデル住宅2戸)と篠河建設が17戸分(同1戸)を行う。1区画当たり201・73平方メートル~327・52平方メートル、価格は同556万~991万円(坪単価は8万5000~10万1000円)。

 ゼロエネルギーのモデルハウスは12月末までに完成予定で、太陽光発電システムや蓄電池、一定の基準を満たす冷暖房設備などがある。市が1戸当たり165万円の建築費を補助。来年1月から3月まで展示する。市市民環境部は「多くの市民に見てもらうことで、環境に良い住宅普及の一助にしたい」とする。モデル住宅は同4月以降に販売される。

 この他の分譲地は、北方型住宅や太陽光発電システムの設置などから購入者が選択し、環境に配慮した住宅を建築することになる。菅原社長は「環境に配慮した住宅街で小・中学校が近く子育て世代にも適している。中心市街地に近く弥生通にも面しており、交通アクセスもいい」と話す。
(関坂典生)

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