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トッキュウ2号「トカッチ」は「スーパーとかち」がモデル

「スーパーとかち」が由来のトッキュウ2号・トカッチ(左から2人目)。他のメンバーも全て鉄道にちなむ。右から5号・カグラ、4号・ヒカリ、1号・ライト、トカッチ、3号・ミオ(©2014 テレビ朝日・東映AG・東映)

 「変身いたしまーす」の列車の車内放送風アナウンスで変身する、子供向けテレビ番組「烈車戦隊トッキュウジャー」(テレビ朝日、道内ではHTBで日曜午前7時半から放送中)。そのメンバーの一人「トッキュウ2号」に変身する「トカッチ」の名前の由来が、実はJR北海道の特急「スーパーとかち」(帯広-札幌)だった。全国の子供たちを夢中にさせる「スーパー戦隊シリーズ」での十勝とのつながりは、新たな観光ツールとしても期待ができそうだ。

 トッキュウジャーは、戦隊シリーズ元祖の「ゴレンジャー」が1975年に放送開始されて以来、38作目。初めて列車がモチーフとなり、熱烈な「鉄道ファン」の間でも話題となっている。

 一部インターネット上で「トカッチのモデルがスーパーとかちでは」との声があり、十勝毎日新聞社がスーパー戦隊シリーズを手掛ける東映(東京)に照会したところ「間違いありません」とのこと。東映によると、5人のメンバー名は全て鉄道にちなんでいるというが、トッキュウ2号の色がスーパーとかちの先頭車両と同じ青色の点については「まったくの偶然」だという。

 トッキュウジャーは、幼なじみであること以外の記憶を失っていた5人のトッキュウジャーが、地底から現れた悪の帝国「シャドーライン」と戦うという設定。メンバーの過去や秘密は作品の進行とともに明かされていくスタイル。今後、名前の由来と鉄道との関係が明らかになる予定はないそうだが、東映では「ぜひ十勝の人にもトッキュウジャーの活躍を応援してもらいたい」としている。

 アニメやキャラクターによる観光振興は、「戦車道」に打ち込む女子高生を描いたテレビアニメ「ガールズ&パンツァー」で、舞台となった茨城県大洗町が全国から多くのファンを呼び込んだり、千葉県船橋市の非公認ご当地キャラ「ふなっしー」など、盛り上がりを見せる。十勝では帯広農業高校がモデルの人気漫画「銀の匙(さじ) Silver Spoon」の先例もあり、関係者は今後のトカッチの活躍に目が離せなさそうだ。
(高田敦史)

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