十勝からも複数企業・団体が出展 札幌でビジネスEXPO
【札幌】道内最大級のビジネスイベント「ビジネスEXPO」(実行委主催)が7、8の両日、白石区のアクセスサッポロで開かれている。十勝管内からも、とかち財団やマテック(帯広市)、土谷特殊農機具製作所(同)など複数の企業・団体が参加し、会場内は道内発の新技術や得意分野をPRし、売り込みを図る出展企業の熱気であふれている。
27回目となる今年はものづくりやIT、環境・バイオ関連、大学・研究機関など過去最大の330社・機関が出展した。会場内はテーマ別に5ゾーンに分かれ、ビジネスセミナーやパネルディスカッション、商談会などさまざまな企画が催されている。
北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)らと共同出展した大樹町は、多目的航空公園を宇宙機の実験場とする「北海道スペースポート(宇宙港)計画」を特製ロングパネルでPR。イヌリン(食物繊維)をチーズホエーでクリーム状にした「イヌリンクリーム」などの機能性素材や食品14種類を展示したとかち財団は、道の「新技術・新製品開発賞」で、食品部門優秀賞を受けた十勝スロウフード(清水町)の商品試食も行い、来場者の注目を集めた。同財団科学技術コーディネーターの中野智さんは「技術の蓄積に手応えを感じている。イヌリン、ベタイン、小豆を3本柱にPRしたい」と話していた。(犬飼裕一)