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十勝屈指の子育てタウン「札内」 まちマイ幕別編

七夕祭りで職員手作りのゲームを楽しむ札内さかえ保育所の園児

 帯広に近い札内地区は管内有数の「子育てタウン」だ。4保育所・園が集中、このうち札内青葉(武智将行園長、園児103人)、札内さかえ(菅野陽子所長、園児117人)を訪問した。(眞尾敦)

新興宅地抱え大所帯
札内さかえ保育所

 札内地区でも最も新しい住宅地にあるのが、札内さかえ保育所(町営、札内北栄町)。20年前は園児の数は30人程度だったが、周囲の畑が宅地に変わり、2007年に現園舎に移転した。

 園児は途中入園を含めると130人ほどに。0~1歳は年度末には30人以上になる。同保育所には5年ほど前まで待機児童がいたが、施設内にある子育て支援センターの一部を保育スペースに切り替え、定員を増やして対応した。

 園児に米をとがせるなど食育にも力を入れる。21日に開いた七夕祭りなどの行事で父母間の交流を深めている。園児の迎えに来る父親の姿が増え、菅野所長は「幕別でも“イクメン”が増えている」と笑顔。「父母が安心して預けられるよう頑張りたい」と話す。

活気にあふれた札内青葉保育園の園児と保育士(後藤貴子撮影)

先進地に学んだ保育
札内青葉保育園

 札内青葉保育園(札内青葉町)は今年度、運営する社会福祉法人温真会(士幌)が町から施設も譲り受けて「民設民営」に。民間ならではの発想で新たな保育園像、家庭に近い保育環境づくりを目指している。

 一人ひとりの発達に合わせた「流れる保育」を実践し、年齢に応じて1~3人の子どもに1人の職員が付く「担当制」を導入。自費で、保育先進国・ハンガリーを視察した職員もいる。主任保育士の近藤香織さんは「子どもたちが将来、どんな状況でも幸せを見つけ、感謝の心を持てるよう、お手伝いしていきたい」と話す。

 2010年からは外部講師を招いて英語、科学、スポーツを教えたり、「病後児保育」も行っている。園舎も法人所有となったことで、法人の保育理念に沿った設備に建て替えることを計画している。


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