野中温泉の人気者チロルとチャー 愛好家と登山軽快に まちマイ足寄編
雌阿寒岳の麓にある温泉宿「山の宿 野中温泉」には登山する犬がおり、宿泊客や登山者らに評判だ。
野中温泉を訪れると、ゴールデンレトリバーのチロル(雌、5歳)が出迎えてくれる。人なつっこい性格で、外国人観光客にもかわいがられている。登山者にも慣れており、一緒に雌阿寒岳の頂上までついて行くこともある。
この犬の他にも、野中温泉で飼っている雑種の雄猫「チャー」も登山する。もともとは捨て猫だったが、温泉のスタッフや登山者が山を登るときについてきたのが始まりで、それ以来宿で飼っているという。
40年来、雌阿寒岳を登る足寄山友会の田村勝夫会長(75)はチロルたちのお気に入り。田村会長を見つけると「早く山に登りに行こうよ」という声が聞こえそうなぐらい、しがみついて離れない。田村会長は「山を登るときはいつも喜んでついてくる。そんなチロルたちがかわいい」と目を細める。(川野遼介、写真・塩原真)
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