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JAXAが大樹でVTOL無人機の飛行試験

データ取得に向けて飛行する「4発ティルト小型実験機」

 【大樹】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日まで、大樹航空宇宙実験場(町多目的航空公園内)で、垂直離着陸(VTOL)無人航空機の飛行試験を行った。大樹での試験は2年目を迎え、今回は2種類の機体で飛行データを取得した。

 同航空機は、離着陸のための滑走路が必要なく、さらに高速での長距離飛行も可能とする。固定翼機とヘリコプターのそれぞれの長所を取り入れ、災害時などに活躍が期待されている。

 6月に続き今年2回目の試験となった今回は、JAXAの飛行技術研究センター先進無人機セクションのチーム6人が18日から開始した。

 4枚のプロペラが付き、翼の向きが変わる「4発ティルト小型実験機」(全長1・1メートル、全幅1・4メートル、重量4キロ、電動)と、筒型で内部にプロペラがあり、上部から空気を吸い込むことで飛行する「ダクトファン型」(高さ35センチ、直径15センチ、重量600グラム、電動)の2種類についてそれぞれ飛行データを取得した。今後、自動制御の開発に生かしていく。

 21日は4発ティルト小型実験機の飛行試験を数回、行った。機体は垂直に上昇した後、高度10メートル付近を飛び、必要なデータを取得した。ダクトファン型は飛行せず、機体をチェックした。

 同セクションの村岡浩治リーダーは「大樹は広い面積があり、設備も整っているので、自由に効率よく試験ができる」と話していた。(佐藤圭史)

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