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タイキ・エアロ・スペース発刊1年 「宇宙のまち」PR

創刊1年を迎えた「TAIKI AEROSPACE NEWS」と発案者の高橋主事

 【大樹】町内の航空宇宙関連ニュースをまとめた「TAIKI AEROSPACE NEWS(タイキ・エアロスペース・ニュース)」(町発行)が、創刊から1年を迎えた。不定期ながら、1月末までに6号を発行。「宇宙のまち・大樹」の最新情報を分かりやすく伝える内容で、町内外へのまちのPRに一役買っている。発案者の高橋岳企画課主事は「航空宇宙のニュースがさらに『まちの話題』になるよう頑張りたい」と話している。

 町内で行われている航空宇宙関連の実験をより詳しく周知しようと、昨年1月に発行を始めた。それ以前も町のホームページに掲載していたが、「インターネットになじみの薄い人にも航空宇宙ニュースに親しんでもらおうと思った」(高橋主事)という。

 A4判の両面カラー刷りで、町の広報誌に折り込んだり、町生涯学習センターや道の駅・コスモール大樹で配布、町のホームページでも閲覧できる。

 これまでに、北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌)の「CAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケット」、宇宙航空研究開発機構(JAXA、東京)の「大気球実験」、世界で初めて大気圏再突入時の様子を撮影したIHIエアロスペース(東京)「i-Ball」の快挙などを伝えた。

 研究者のコメントやコラムも盛り込んだ充実した内容で、町外へのPRにつながっている。今年度(1月末現在)の町多目的航空公園の視察者は630人と昨年度全体(460人)の1・5倍近くに増加。十勝管内の他、道外からも訪れている。

 ただ、町民の反応が思うように聞こえてこないことが悩み。高橋主事は「今後は専門用語を分かりやすく言い換えるなどし、航空宇宙に対する堅いイメージを払拭(ふっしょく)したい」と話している。
(関根弘貴)

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