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ナルセ養蜂場 まちマイ幕別編

ナルセ養蜂場の成瀬一軌さん潤姫さん夫妻

 ナルセ養蜂場(札内新北町)は、国産蜂蜜を専門に販売する。代表的なアカシア、クローバーの他、ソバ、ミカンなどさまざまな樹木から採れる蜂蜜をそろえ、試食もできる。

 店の起源は現代表の成瀬光昭さん(58)の父が、鹿児島県で養蜂を始めた1934年。養蜂は花の咲く季節に合わせ全国を移動する仕事で、夏は北海道で蜂蜜を採っていた。

 63年、拠点のあった幕別で直営店を開店。69年に販売に専念し、86年に改築して現店舗となった。

 3代目の一軌さん(32)は5年ほど養蜂を修業し、現在も夏場は養蜂家の手伝いで道内を回る。一軌さんは「国産蜂蜜は希少。販売で若手養蜂家を応援したい」と語る。

 妻潤姫(ゆに)さん(33)とは養蜂修業中に出会った。潤姫さんは岐阜大でミツバチの花粉交配を学んだほど蜂蜜好きで、店舗では詳しく解説してくれる。ネット販売にも力を入れるが試食は店舗のみ。「風味の違いを味わって」と話す。(眞尾敦)

 水曜定休。午前9時~午後6時。(電話)0155・56・2302


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  • 当時は一升瓶で蜂蜜を販売していた

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  • 1969年ごろのナルセ養蜂場の店舗

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