札内は焼き肉天国? まちマイ幕別編
札内の住民は焼き肉好き?-。札内エリアは広めの庭付き一戸建てが多いせいか、週末になると「外焼き肉」を楽しむ家庭が目立ち、焼き肉店も充実している。焼き肉好きの実態に迫った。
地域に愛され40年 平和園
「みんなで食べるのが大好き」
平和園札内店(札内西町)に家族5人で訪れた山口健雅君(7)=札内南小2年=は笑顔で肉を頬張った。山口君の家族は2週間に1回は焼き肉をする。特に夏場は外焼き肉の頻度が高い。この日はどこからか漂ってきた焼き肉の匂いに触発され、「焼き肉が食べたい」と家族の意見が一致。手軽に外食でと、来店した。
同店は郊外型1号店として1976年に開店。富田省吾店長(34)は生まれも育ちも札内で、高校時代には同店でアルバイトを経験した焼き肉大好きの「さつないっ子」だ。「店への愛着が高じて社員になった」と笑う。
食材調達や店舗も サカモト食品
住民が外焼き肉をする時の御用達といえば、サカモト食品(坂本登社長)が運営する「ミートショップさかもと」(札内桜町)。坂本倫久取締役(35)は「みんなで集まる時に買い求める人が多い」と話す。町のふるさと納税返礼品で人気ナンバーワンの「十勝牛ハンバーグ」は、同社が製造している。
サカモト食品は「焼肉樹々苑」(札内共栄町16)、パークゴルフ場に隣接する「焼肉ガーデンまくべつ」(依田公園内)も運営し、焼き肉のコングロマリット(複合企業)。樹々苑の坂本哲也店長(29)は「多い時で週3回は来る常連もいる。昔からずっと変わらず、焼き肉好きの人が多い」と語る。
国産牛にこだわり ハウス焼肉亭
足寄が本店のハウス焼肉亭(札内北町)は国産牛にこだわって提供。原田茂店長(68)は「盆や年末年始は大勢の家族連れが押し寄せる」と話す。
専門店で、自宅で、屋外で…札内の住民は今日も焼き肉を囲んで和やかなひとときを過ごしているのかもしれない。(佐藤里奈、眞尾敦)
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