幻の逸品「鹿追バーガー」 店舗販売なし まちマイ鹿追編
「鹿追バーガー」。いかにもご当地メニューらしい名の逸品があるらしい。そんな情報を聞きつけて聞き回ると、開発者としてある酪農青年の存在が浮上、本人に接触できた。
「店舗販売はしていません。イベントなどで頼まれると作ります。3年ほど前、自家生産した肉で作ってみたら予想以上においしくできたのが最初」。町美蔓で父母らと酪農業を営む内海洋平さん(30)=内海ファーム=は開発者と認めた上で説明する。
町内の人気パン屋「カモク堂」に依頼した地場産小麦使用のバンズに肉のパティを挟む。肉は赤身度合いで牛脂を自身で調整、加えるのはあめ色にいためたタマネギと塩、コショー。野菜は季節などによって変える。「シンプルだが、肉のうまみが引き立つ自信作」と力説する。
所属する地元JA青年部のイベントで提供したところ好評だった。「フェイスブックで友達になれば食べるチャンスがあるかも」とし、「将来はバーガー専門店を開きたい」と目を輝かせる。(佐藤いづみ)