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プラネタリウム「楽しい」 市児童会館

市児童会館では初めて上映された名探偵コナンの作品。多くの家族連れが楽しんだ(6日午前9時半ごろ)

宇宙イベントにぎわう 
 十勝の子どもたちに宇宙への関心を持ってもらおうと、「『とかち』から宇宙(そら)へ」と題するイベントが6日、帯広市児童会館で始まった。実物のロケットなども展示され、初日から多くの家族連れでにぎわった。21日まで。

 とかち航空宇宙産業基地誘致期成会、大樹町、陸別町、帯広商工会議所、帯広信用金庫、十勝毎日新聞社で構成する実行委員会が主催。十勝総合振興局が後援する。

 目玉の一つは人気アニメ「名探偵コナン」の特別番組「星影の魔術師(マジシャン)」の上映で、同館プラネタリウムで初めて開かれた。午前9時半からの上映に合わせて続々と家族連れが訪れ、初回は54人が席を埋めた。

 上映時間の40分のうち、冒頭は職員から星の説明を受ける。子どもたちは興味深く話を聞き、職員からの質問に元気に答えるなど、宇宙や星に関心を持って上映を楽しんでいた。

 音更の赤坂紗耶香さん(33)の家族は、長女の夕華(ゆうか)さん(10)=鈴蘭小4年=が授業で星座について習ったことがきっかけでイベントを訪れた。夕華さんは「冬休みの自由研究も星座について。今日はアニメが楽しかった」と話していた。

 また、昨年7月に大樹町で打ち上げられた観測用ロケット「MOMO」の実寸大模型(10メートル)をはじめ、大樹町宇宙交流センター「SORA」にある小型ロケットの実物などが展示され、来場者の目を引いている。

 13日と20日には、陸別町の銀河の森天文台の専門員が、2メートルの球体スクリーンに地球や月などを映し出し、宇宙の不思議について解説する「ダジックアース」(各日5回)も行われる。問い合わせは帯広市企画課(0155・65・4105)へ。(牧内奏)

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