漁業、小学生から大学生まで まちマイ浦幌編
厚内の広尾さんが民泊
海のある浦幌では、漁業者が多忙な中、子どもたちの民泊体験学習に協力している。厚内在住の広尾清光さん(75)は厚内幼稚園児を海産バーベキューに招待、町内の小・中学生や大阪の高校生、北海道教育大釧路校の学生らの民泊を受け入れる。
26、27日には、修学旅行で十勝を訪れた大阪府立市岡高校の2年生の男子4人を受け入れた。4人は広尾さんの船に乗って、秋サケ釣りなどを体験し漁業に触れた。
広尾さんはおとなしい高校生に向かって「おい! 返事せい!」「漁師は特別危険な商売だ!」などと礼儀を正し、漁業の現場を教えた。「高校生が社会に出たときに、だらだらしてはいけない。ここでの体験が就職してから役立てば」と話す。
広尾さんは5月から12月まで魚介類販売店も営み、秋サケや毛ガニなどを直売。バーベキュースペースで、炭火焼きを楽しめる。漁業と消費者の距離を縮める貴重な場となっている。
問い合わせは同店(015・578・2928)へ。(関坂典生)
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