青色防犯パトロール隊にガソリン値引き オカモト
澤田副統括リーダー（右）に応援カードを手渡す熊谷マネージャー。奥は藤村署長
オカモトホールディングス（帯広市、岡本謙一社長）傘下のオカモト（同）は、地域の防犯を目的に自主防犯パトロールする「青色防犯パトロール隊」に、ガソリン１リットル当たり３円を値引きする応援カードを贈呈した。贈呈対象は十勝管内をはじめとした道東地域で活動する同隊。１０００枚のカードを用意し、地域の防犯活動をサポートする。
青色防犯パトロール隊は全国各地で結成されている自主防犯パトロール隊で、各警察から許可を受けた自治体・団体が青色回転灯を車両に装着し、防犯活動を行う。帯広署管内では８市町村を含む２５団体・２５７台の車両が活動している。活動時のガソリン代は、同隊に所属する個人が負担するケースも多い。
オカモトでは防犯ＣＳＲ（企業の社会的責任）活動の一環として、同隊が同社のガソリンスタンドで給油する際にガソリンを値引きする「応援カード」を作製した。同カードは道東地域で活動する同隊に配布される。同様の支援は各警察署管内で活動する自治体・団体を対象とした例はあるが、「道東地域という広範囲を対象にしたものは初めてでは」（帯広署）という。
１０日に帯広署で交付式が行われ、オカモトホールディングスグループ管理本部の熊谷浩マネージャーが、同隊を代表して出席した帯広地区地域安全活動推進委員連絡協議会の澤田忠夫副統括リーダーに応援カードを手渡した。
澤田副統括リーダーは「協力に感謝している。これからのボランティアに力が入る」、同席した同署の藤村博之署長は「青色防犯パトロール隊の活動に感謝するとともに、こういった支援は非常にありがたい」と謝辞を述べた。
同カードの有効期限は来年３月までで、熊谷マネージャーは「今後も何らかの形で社会貢献をしていきたい」と話していた。（土屋航）
