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ナイター野球が定着充実の運動設備 まちマイ浦幌編

暗闇の中、6基のナイター照明で浮かび上がる町民球場

 浦幌町には、十勝管内有数の運動施設が整う。東十勝唯一の屋内スケートリンク「浦幌アイスアリーナ」や、サッカーの全十勝町村大会が開かれる「うらほろ森林公園林間広場」-。中でも独特なのが、ナイター照明を完備した森林公園そばにある「町民球場」だ。町民は管内で主流の朝野球ではなく、ナイター野球に親しむ。

 森林公園に夜のとばりが下りると、6基の夜間照明に黒土の内野と芝生に覆われた外野が浮かび上がる。両翼92メートルの町民球場は1990年5月のオープン当時、夜間照明を備えた球場としては管内初だった。

 ナイター開催が可能となり、町民が参加する朝野球は夜に。現在は5~8月の勝毎杯、8~10月にナイター選手権、行政区大会が開かれている。

他市町村では主流の朝野球だが、浦幌ではナイター野球が当たり前

 記者が球場を訪れた15日は行政区対抗大会の開幕日。虫が蛍光灯に当たる音しかしない静けさの中、球場には午後7時から、球音や選手たちの歓声、ため息が響く。
 この日、球審を務めた町軟式野球連盟の竹村辰夫副会長(65)は「最近は少子化で野球人口は減っているが、浦幌では野球といえば夜が当たり前」と語る。

 働く選手たちにとって夜の開催はありがたい。町内だけでなく、豊頃や池田、釧路市音別からも大会に駆けつける。アイスアリーナもアイスホッケーのメッカ、釧路からの利用も多い。運動施設は、浦幌の顔としての役割も果たしている。(深津慶太)


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