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サケの授精作業がスタート 広尾川

手際良く進む授精作業。オレンジ色の卵を取り出し、雄の精子を振り掛ける職員ら(10日午前7時55分ごろ、広尾川ふ化場)

 【広尾】十勝釧路管内さけ・ます増殖事業協会(会長・中村純也大津漁協組合長)の広尾川さけ・ますふ化場(広尾町茂寄)で10日、親サケから採取した卵の授精作業が始まった。作業は11月下旬まで行われ、冬から来春にかけて稚魚を成長させ、広尾川や楽古川などに放流する。

 町内での増殖事業に使う親サケの捕獲は、8月25日に広尾川でスタート。今年度は楽古川と合わせて3万2000匹を捕獲し、収容卵数は2932万粒を計画している。今年度はすでに昨年度より6割ほど多い5000匹を捕獲した。

 採卵と授精作業は10日午前7時半すぎから開始。職員が手際よくナイフで雌の腹を割き、鮮やかなオレンジ色の卵を丁寧に取り出して器に移動。雄から搾り出した精子を振り掛け、混ぜ合わせた。初日は300匹から約60万粒を採取した。

 同ふ化場では「川の水は少ないが、昨年より水温が低いため、サケは川に寄っている」とし、「前期、中期、後期ともに作業が順調に進み、計画通りに作業が進めば」としている。

 受精卵はふ化器で2カ月ほど管理、稚魚になるまで育て、来春に放流する。稚魚放流数は2580万匹を計画している。(松岡秀宜)


サケの授精作業がスタート 広尾川

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  • いけすの雌サケを寄せる職員ら(10日午前7時35分ごろ、広尾川ふ化場)

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  • オレンジ色の卵を丁寧に取り出す職員ら(10日午前7時45分ごろ、広尾川ふ化場)

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  • 手際良く授精作業を進める職員ら(10日午前7時45分ごろ、広尾川ふ化場)

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  • 手際良く進む授精作業。オレンジ色の卵を取り出し、雄の精子を振りかける職員ら(10日午前7時55分ごろ、広尾川ふ化場)

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  • 手際良く授精作業を進める職員ら(10日午前7時55分ごろ、広尾川ふ化場)

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