池田産メープルシロップとシフォンケーキがコラボ 26日イベントで発売
【池田】池田町昭栄の工場で製造した十勝産メープルシロップを販売する「わくっとニッタ」(幕別町、山口聡士社長)と、米粉を使ったシフォンケーキの製造・販売の「佳き日」(池田町、森田大代表)がコラボ商品のケーキを完成させた。4月の発売以降、大人気で品薄となっているメープルシロップを多くの人に味わってもらおうと生み出された商品で、26日の十勝ファーマーズマーケット(帯広市緑ケ丘公園)で販売する。(澤村真理子)
わくっとニッタの親会社で工業用ベルト製造などのニッタ(大阪市)が池田町に建設した国内初の大規模メープルシロップ工場では、社有林のイタヤカエデとヤマモミジの樹液を原料に製造している。4月18日に管内の道の駅や池田ワイン城などで発売され、ゴールデンウイーク前には小売り向けの在庫が無くなる人気ぶり。
予想以上の反響に、より多くの人たちに同商品を味わってもらえないかと考えた山口社長が「町内で菓子を作っている事業者とコラボができたらすてき」と、昨年オープンした佳き日に打診し、快諾を得た。
コラボ商品は、クルミ入りの米粉のシフォンケーキにクリームチーズを挟み、後がけできるスポイト入りのメープルシロップをセットにしたもの。
メープルシロップに合う商品をいくつも試作したという佳き日の天野ともみさんは「シンプルに掛けて味わうのが一番(魅力が)伝わると思った」と話す。1個390円で、26日は140個限定で販売する。
山口社長は「池田町同士のコラボでおいしいお菓子ができて感動した」、森田代表は「(ジャパン・フード・セレクションのグランプリなど)すごい賞を取っているメープルシロップなのでとても光栄」と喜ぶ。
コラボ商品は第2弾も予定。今回の商品を含めコラボ商品は8月23日、9月27日の十勝ファーマーズマーケット、10月12、13日の「スロウ村の仲間たち」(音更・道立十勝エコロジーパーク)でも販売する。