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建設候補地の児童が提案 音更・屋内遊戯施設

屋内遊戯施設のアイデアを発表する下士幌小の児童

 【音更】十勝川温泉地区の活性化などを目的に建設する子ども向け屋内遊戯施設について、建設候補地の十勝が丘公園に近い下士幌小学校(佐藤和人校長、児童28人)の5、6年生12人が16日、グループワークで具体案を出し合い、町に提出した。公園内の「ハナック」(大型の花時計)とマッチした、さまざまなアイデアが出された。(内形勝也)

 屋内遊戯施設は、町や総合不動産会社オープンハウスグループ(東京、荒井正昭社長)など4者間で2月に締結した連携協定に基づく事業。オープンハウスグループが企業版ふるさと納税制度を通じ、地域共創目的で寄付した10億円を活用する。

 町は基本構想の策定に絡み、建設候補地に近い同校の児童らに提案を求めた。同校では総合的な学習の時間を活用し、地域探究学習としてグループワークを実施した。

 児童は3人一組の4グループに分かれ、「ハナックに遊び場をつくるならこれでしょう」をテーマに意見交換。(1)屋内施設(2)地元の家族連れだけではなく、町外からも遊びに来てもらえる(3)十勝、音更らしさがある(4)お金のことは気にせずアイデアを出す-の4点を踏まえて思い思いに案を述べ合い、グループごとにまとめて発表した。

 提案内容は「流れるプール」「世界一大きいウオータースライダー」「ゴーカートのサーキット」「ワイヤロープを使ったアクティビティーのジップライン」「牛のメリーゴーランド」「屋内クライミング」「飲食コーナー」など。同席した校長や教諭も発表し、「温泉プール」「屋内スカイダイビング場」「サバイバルゲーム場」などを挙げた。

 5年の山口裕夏さん(11)、瀧本真士さん(11)は「完成したら絶対に遊びに行く。町外からも多くの人たちに遊びに来てもらいたい」と話していた。

 町は同校児童の他、子育て団体の母親らと意見交換し、要望・意見、アイデアを反映させて9月に基本構想を策定する。11月に事業候補者の募集を開始、外部有識者を交えた事業者審査委員会で事業者を絞り込む。

 同施設は、2026年度に基本計画の策定、基本設計、実施設計を行い、27年4月以降に着工。同9月ごろのオープンを想定している。

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  • どんな遊び場がほしいかを話し合う下士幌町の児童ら

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  • 十勝川温泉地区に建設予定の子ども向け屋内遊戯施設の具体案を提案する下士幌小の児童ら

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