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大会の安定運営へ「個人協賛専用駐車場」を設置 芽室「華音」

大勢の観客が詰め掛けた昨年の「華音」

 【芽室】7月13日に芽室公園で開かれる花火大会「華音」は今年から、個人協賛(有料)の専用駐車場を約680台分導入する。華音は年々来場者が増加、安全面の確保を含めて開催経費が膨らんでいた。主催する実行委員会は、新たな収益を設定することで大会の継続につなげる考えで、来場者に協力を求めている。(近藤周)

 華音は、2014年の「めむろ商工夏まつり」の終了を受け、子どもたちに花火を見る機会を提供しようと、町内有志でつくる実行委が企画。19年に初めて開催した。

 コロナ禍での中止を経て23年に再開し、今年で4回目となる。会場ではさまざまな飲食物を販売、音楽ステージやアトラクションも用意し、昨年は推定3万人が来場した。

 一方で、物価高騰や人件費の上昇で開催経費が膨らみ、資金繰りは年々厳しい状況に。昨年は予想を超える来場者が詰め掛けたことで駐車場が不足、周辺の道路が混雑し、安全確保に向けた手当ても迫られることになった。

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 このため今大会では、会場近くの2カ所を「個人協賛専用駐車場」に設定。駐車場の許可証は1台・1000円で販売し、購入者はイベント当日の午前11時~午後10時、自由に駐車場を出入りできるようにする。許可証の販売収益は安定・継続的な運営や安全面の確保に活用する。

 許可証は現在、町観光物産協会「めむろまちの駅」(めむろーど1階、水曜定休)で販売しており、売り切れ次第終了。実行委員会は「安全面に配慮した運営に協力を。近隣施設への駐車や路上駐車は控えてほしい」と呼び掛けている。

 実行委は日本甜菜製糖芽室製糖所の協力を受け、同製糖所駐車場に約1000台の無料駐車場を用意する。会場と無料駐車場を結ぶシャトルバスは午前11時から約20分おきに運行する。また、町内の公共駐車場も利用できる。花火の打ち上げは午後8時から。

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