4高校華道部員が交流研修 花で「季」を生ける
高文連十勝支部華道専門部の研修交流会が17日、帯広市内のとかちプラザで行われた。帯広大谷、帯広南商業、帯広三条、池田の4校の部員ら約50人が花を通じて親交を深めた。
午前の研修では、統一テーマ「季〈TOKI〉をいける」などに沿って14杯を生けた。紹介シートとともに展示した作品を鑑賞して感想を書き合い、一般開放で来場者に作品を説明するなどした。
続く交流会では華道専門部の小野茂部長(大谷高校長)があいさつ。生徒44人が学校混合の8グループに分かれ、バラやカスミソウを題材に、花の趣を引き立てる工夫を凝らして生け込んだ。
「落花流水」と「百花繚乱」と題した作品を発表した阿部ののかさん(17)=池田3年=、宇佐美仁萌さん(17)=帯広南商業3年=、服部和白さん(16)=同2年=らのグループ6人は「普段の部活では個人で生けるが、みんなで協力すると、流派の違いなどによる新しい視点に気付けた」と話した。(許静)