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ふるさと納税返礼品「芽室スペシャルコース」の食事券が好調

首都圏の高級レストランで提供される芽室スペシャルコースのイメージ

 【芽室】芽室町は、首都圏の高級レストランが提供する芽室の食材を使ったコース料理「芽室スペシャル(SP)コース」の食事券を、ふるさと納税の返礼品に登録している。町のふるさと納税額は昨年度、過去最高の6億2000万円に到達。そのうち、SPコース食事券に対する寄付額は約4200万円に上り、好調だ。

 芽室SPコースは、地域活性化起業人としてぐるなび(本社東京)から派遣されている麓紀久さんが発案した。芽室産農産物の普及、交流人口の拡大などが目的。

 コース料理のイメージを明確にしてもらおうと、都内人気店のシェフを芽室に招き、生産者や生産現場、食材に触れてもらった。2023年に最初の4店舗で完成し、24年度にはさらに10店舗拡大した。

 SPコースを返礼品に加えたのは昨年度。地域柄、返礼品はスイートコーンなど季節の農産物が主力で、通年で寄付者にアピールできるラインアップとして、全14店舗のSPコースの食事券を追加した。

 寄付額はランチで3万~6万円、ディナーで15万円前後と高額だが、初年度は408件の寄付があった。

 SPコースを提供する東京代官山の「Le japon(ル・ジャポン)」の中田耕一郎シェフは、「ジャガイモは誰でも知っている野菜だが、芽室産を食べるとそのおいしさに気づき、感動がある」と話す。

 今年度の町のふるさと納税の目標額は7億円で、SPコース提供店はさらに10店舗増やす予定だ。

 麓さんは「今年度は芽室の食材を使ったおせちやミールキットなどの開発にも着手し、事業やふるさと納税を広げたい」と話している。(近藤周)

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  • 首都圏の高級レストランで提供される芽室スペシャルコースのイメージ

    首都圏の高級レストランで提供される芽室スペシャルコースのイメージ

  • 首都圏の高級レストランで提供される芽室スペシャルコースの料理のイメージ

    首都圏の高級レストランで提供される芽室スペシャルコースの料理のイメージ

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  • 中田シェフが提供した料理。未来めむろ牛と町内の野菜が使われている

    中田シェフが提供した料理。未来めむろ牛と町内の野菜が使われている

  • 来場した中田シェフ

    来場した中田シェフ

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