もうすぐ抱卵? オシドリのつがい仲良く 市内の公園で
帯広市内の公園で、オシドリのつがいが仲良く暮らしている姿を確認することができる。地面や樹上を行き来する時も常に2羽で行動し、寄り添いながら生活している。
オシドリは冬の間にパートナーを見つけ、4月ごろには抱卵する個体も出てくる。オスは繁殖期に求愛するため色彩豊かな羽毛に変わるが、夏場にはメスと同様の地味な色彩に変わるため、美しい姿が見られるのは期間限定だ。
オシドリが暮らす公園内では、少なくとも2組のつがいが確認できる。親子連れらが近くを通る中でも、木陰近くでひっそりと行動している。他のオスが近づくと、つがいのオスがくちばしを開け、追い払うようなしぐさも見られた。
日本野鳥の会十勝支部の室瀬秋宏支部長は「オシドリは帯広市内の河川近くで繁殖している。卵がかえるころにはペアを解消し、子育てするのはメスだけといわれているが、ひなを見守るオスがいるとの報告もある」という。(塩原真)