音更高生考案のバターチキンカレー 給食メニューに登場 インデアンとコラボ
【音更】音更高校(重堂法人校長)の3年生5人とカレーショップ「インデアン」のコラボメニュー「音更高校 濃厚バターチキンカレー」が12日、音更町内の小中学校の学校給食に登場し、児童・生徒らを喜ばせた。(内形勝也)
この日の学校給食の献立は、濃厚バターチキンカレー、冷凍パイン、牛乳。カレーは、同校の選択科目「地域資源活用」を履修する生徒でつくる「もぐもぐプロジェクト班」が、インデアンを運営する藤森商会(帯広市、藤森康容社長)の社員を講師に招いて、昨年7月にメニュー開発に取り組んだ。
十勝主管工場を置くよつ葉乳業のバターと、十勝産の鶏肉をたっぷり使ったカレーで、昨年10月に道の駅おとふけで試験販売した際は、大好評を得た。今回は、町栄養教諭の向井絵理さん(32)が同校と同社に企画を持ち掛けて実現した。
同道の駅で販売したカレーはインデアンカレーだったが、学校給食では同社事業部スーパーバイザーの前谷陽大さん(50)らが監修し、インデアンカレーに近づけたルーを提供した。
この日、音更小では同社の藤森社長(35)、前谷さん、音更高の生徒2人を招き、児童らが一緒に学校給食を食べた。3年の山田結愛さん(8)は「カレーは大好きなのでうれしい」と笑顔を見せ、羽柴湊さん(8)も「とてもおいしかった」と大喜びで完食していた。
向井さんは「完食してくれているのを見てうれしい気持ちになった」と笑顔を見せ、前谷さんと音更高校3年の末廣優里さん(17)も「子どもたちがおいしそうに食べているのを見てうれしくなった」と話していた。