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とかちアイスパークプラスが今期の営業終了 26日間で来場者7500人

最終日に開催したミニカーリング大会。終盤の大雪も運営メンバーで除雪した

 帯広駅北多目的広場(夢の北広場)に冬季限定で開設した屋外スケートリンク「TOKACHI ICE PARK PLUS(トカチアイスパークプラス)」(実行委主催)が11日、今季の営業を終了した。開設日を絞り込んで人的資源やイベントを集中させる仕組みが奏功し、来場者数は全26日間で7500人を記録。大野福公実行委員長(39)は「昨年とは混み具合が全然違い、たくさんの人が楽しんでくれた。認知や支援の輪も広がっているように感じる」と振り返る。(児玉未知佳)

無理ない人員体制
 同企画は、中心部活性化などを目的に2017年から市民有志が造成・運営する形で始まり、コロナ明けの昨年、4年ぶりに復活。73日間開催し、約1万人が来場した。カーリング元日本代表の大野さんをトップに構えた新体制2年目となる今年は、リンクの開設日を金-日曜、祝日、年末年始に絞り込むことで無理のない人員体制で運営したほか、資金面では協賛のほかクラウドファンディングを活用して77人(50万6500円)から支援を募った。

 昨年12月27日にオープンし、全26日間営業。地元フィギュアスケートクラブによる演舞披露やスケート教室など多彩なイベントで集客し、日替わりキッチンカーや足湯の設置といった新しい試みも来場者の満足度向上につながったという。

アイスパークの運営メンバー。前列左が大野さん

管外から観光客も
 土・日曜は200~300人が来場する盛況ぶりで、年末年始は多い日で500人以上が来場した日もあった。来場者数が増えた要因について実行委は「認知が広がっている」ことも理由に挙げ、地元客を中心に、観光客など管外から遊びに来る人もいた。

 次年度以降の課題は運営側の人手確保。今回は数人の実行委メンバーやボランティアの協力で運営できたが、大野さんは「スタッフが増えるとやれる幅がもっと広がる」とする。にぎわい貢献に手応えを感じつつ、今後は中心市街地の事業者との連携強化も図っていきたい考えで、「飲食店や既存の施設などと連携することでまちなかへの滞在時間を増やし、回遊性も高めていければ」と話している。

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光南男子、芽室ホルックス女子初V 全十勝冬季ミニバスケ

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