おびひろ自動車学校の門脇さん、道内初の自転車安全教育インストラクターに
おびひろ自動車学校(保坂義則校長)の教務担当係長で技能検定員の門脇孝之さん(47)が、高校生に対する自転車教育の手法と知識を有する「高校生向け自転車安全教育インストラクター」に道内で初めて認定された。同校では現在高校生を対象に自転車講習を実施しており、門脇さんは「小、中学生などにも幅を広げ、管内全体の交通安全に寄与したい」と話す。
同認定は日本交通安全教育普及協会が2012年から実施。同協会によると、「高校生の交通事故は自転車乗用中が最も多い一方、学校現場だけでは十分な交通安全教育が難しい」とし、安全教育の充実を目的に毎年自動車教習所の指導員を対象に認定講習会を開催している。認定インストラクターは全国で約270人。
門脇さんは00年入社。技能検定員として学科・技能教育や検定業務のほか、高校生向けの自転車講習も担当。自転車安全教育に携わる中で同認定の存在を知り、昨年11月に同協会主催の認定講習会に参加した。
インストラクター認定には、講習会への参加のほか、筆記テストやグループディスカッションでの合格が必要。門脇さんは関係法や交通ルール、自転車の日常点検方法など幅広い知識を約1カ月間で習得。初挑戦で同認定の初級に一発合格し、「認定インストラクターとして、得た知識や技術を講習に幅広く活用していきたい」と意気込んでいる。(廣田佳那)
- カテゴリ企業交通・運輸学校・教育
- タグ帯広勝毎ビジネス企業なう