十勝の食の魅力発信 空輸の山わさびや豆腐も 日本橋三越で物産展
【東京】都内の百貨店・日本橋三越本店で開かれている北海道展で、十勝の食の魅力を発信する「フードバレーとかち」コーナーが登場している。乳製品やスイーツなど100種類以上の特産品が並び、山わさびや豆腐といった賞味期限が短い商品も空輸で取りそろえた。13日まで。
三越側の打診を受け、日本航空グループのJALUX(東京)が運営。同社はフードバレーとかち推進協議会と包括連携協定を結んでいる。山本忠信商店(音更)が商品選定に携わり、同協議会が協力した。
多様なナチュラルチーズに豚丼、十勝産小麦や帯広産豚肉を使った豚まん、JALUXのオリジナルブランド「トカチカラ」の菓子などを用意。JALUXの強みを生かして山わさびや豆腐の他、プリンと牛乳も空輸し、首都圏で開かれる他の北海道物産展と差別化を図った。同社加工食品課の石崎翔太主任は「速達性を生かし、首都圏に提供できていなかった商品を届け、盛り上げたい」と話した。
同協議会事務局を務める帯広市経済企画課の中渡久哉課長補佐は「十勝の食の魅力を知ってもらい、十勝に食べに来てほしい」と期待した。(池谷智仁)