使用済み一斗缶がジンギスカンの焼き台に! 平和園運営「道SHOKU」がイベント
【幕別】焼き肉の平和園(帯広市)が運営するテークアウト専門店「道SHOKU十勝本店」(幕別町札内西町93)は10、11の両日、使用済みの一斗缶(いっとかん)を焼き台などに再利用し、ジンギスカンを味わうユニークなイベントを開く。オープン3年目を迎えた店のPRを兼ねた。楽しみながらエコを考える初の試みで、現在参加者を募集している。
平和園では各店で使用する油、しょうゆなどを一斗缶(約18リットル)で仕入れている。空き缶は管内分だけで月に50~70缶は発生し、通常は廃棄している。
イベントでは空き缶でつくった焼き台、椅子を敷地内に配置して焼き肉を楽しむほか、併設する加工施設の見学、ジンギスカンの手切りや名物一丁付けの体験もある。1組(2人程度、小学生以下は保護者同伴)、ジンギスカン・300グラムなど込みで5000円。両日とも午前10時からで、定員は10組。
道SHOKU十勝本店では店外敷地にテラスがあり、今後もSDGsの観点から、使用済み一斗缶を活用したイベントを季節ごとに行う考え。道SHOKU責任者の小黒豊さん(40)は「地域住民に道SHOKUを知ってもらい、イベントスペースとして定着させたい」と話している。
同店は2022年春にオープン。「新たな食文化をつくり育てたい」をコンセプトに、平和園が60年以上培った職人技術を生かしてチヂミで挟んだ「道サント」、オリジナルキンパ「道巻」などを製造販売している。イベントの申し込み、問い合わせは同店(0155・23・0029)へ。(佐藤いづみ)