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迫力の解体現場に感嘆 旧長崎屋で市民が現場見学

旧長崎屋の解体現場を見学する市民ら(1日午前11時すぎ、平栗玲香通信員撮影)

 解体が進む「旧長崎屋帯広店」(帯広市西4南12)で1日、現場見学会が行われた。普段は見られない工事途中の様子を間近で見た参加者からは、迫力ある現場への感嘆や、営業時を懐かしむ声などが聞かれた。

 土地・建物の所有者で同所での再開発事業を進めている登寿ホールディングス(帯広市、宮坂寿文社長)が企画。午前と午後に分けて実施した。

 同店は1990年築で地上5階と塔屋2階、延べ床面積約8万615平方メートル。3月末で閉館し、4月から解体工事に入った。

 同社によると、解体はコンクリート圧砕と鉄骨・鉄筋の切断を同時に進める「圧砕工法」を採用。他工法に比べ、振動や騒音が少なく、近隣住民への影響に配慮したとする。

 見学場所は建物の中央部、エスカレーターやフクハラがあった場所などが見渡せる。午前11時からは約50人が参加。帯広市の会社員前原邦彦さん(35)は長男の瑞稀ちゃん(3)と工事現場へ。「(NHK番組の)『解体キングダム』好きの息子に見せたかった。家族でファンタジードームをよく利用しており、寂しさはあるが、次の施設が楽しみ」と話していた。

 解体は来年9月末に完了予定で、年内中に約6割の進捗(しんちょく)を見込む。跡地について、同社は高層マンションや商業施設など複数棟を新築する事業を計画。宇佐美恭広副社長は「この規模の解体はなかなかない。今後は市民の皆さんに喜んでもらえるにぎわいをつくる事業を展開したい」と話した。(佐藤いづみ)

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