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とかちむら空き店舗来春解消目指す 承継の林社長 同友会とかち支部例会

とかちむらの今後の展望や方針などについて話す林氏

 北海道中小企業家同友会とかち支部(成田孔一支部長)の11月例会が1日、帯広市内の同友会事務所で開かれた。9月にSPCとかちむらの代表に就任した林佑太氏(ふく井ホテル社長)が講演し、来春にはとかちむらの空きテナントを解消するとした。

 とかちむらは、ばんえい十勝のにぎわい創出を目的として2010年に開業。産直市場や飲食・カフェゾーンで構成される。運営するSPCとかちむらが、そらグループのふく井ホテル(帯広)に全株式を譲渡する方針で新経営体制への移行を進めている。

 林氏は同施設の承継先に選ばれたことを「光栄」とし、「名実ともに十勝の観光拠点にしていきたい」と意気込みを語った。9区画のうち3区画の空きテナントがある状態での引き継ぎとなったが、「新しい事業者を誘致できるチャンス」と捉え、食を中心に組み立てて来年4月には空きテナント解消を目指すことを説明。「買った物を食べたり、仕事の場に使ったりする空間として、共有スペースの活用も促したい」と話した。

 集客力のある帯広競馬場に隣接し、広い駐車場も備えた点を「ビジネス的に強いメリット」だと強調。SNSによる発信力強化や新イベントの企画でにぎわい創出に取り組みたい考え。12月中旬には十勝版クリスマスマーケットをイメージしたイベントを予定していることも説明した。

 例会にはオンラインを含めて19人が出席した。(児玉未知佳)

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