たくあん用ダイコン1500本 平和園で恒例の天日干し
【幕別】朝晩の冷え込みが強まる中、十勝管内では漬物作りが始まっている。焼き肉の「平和園」(帯広市、新田隆教社長)では22日、幕別町内の札内店前に従業員らが集まり、恒例のたくあん漬け用のダイコンの天日干し作業を行った。
同社では、新田良基会長の妻で元常務の泰子さん(83)のレシピで、無添加のたくあんを40年以上前から手作りしている。管内6店から約40人が午前9時に集合、新田会長夫妻も駆け付けた。用意した地元・札内産ダイコン1500本の葉を切り落として丁寧に洗い、1列25本ずつをひもでくくって干し台にぶら下げた。皆、慣れた手つきで1時間ほどで作業を終えた。
2週間ほど干した後、漬け込み、年開けから管内全店で提供予定(1人前80円、テークアウト1本280円)。同社は「例年3月には完売する。泰子さんが試行錯誤した味をぜひ堪能してほしい」としている。(佐藤いづみ)
たくあん用ダイコン1500本 平和園で恒例の天日干し