石勝線が運行開始、帯広駅からも早速「とかち」出発
JR北海道は4日午前11時すぎ、8月31日に発生した土砂流入の影響で運転を見合わせていた石勝線について、復旧作業が終了したとして追分(胆振管内安平町)-新得間の運行を再開した。帯広駅では、午前11時12分発の特急とかち6号が再開後の初便となり、利用客は荷物を手に乗り込んでいった。
石勝線は大雨の影響で線路上に土砂が流入、線路土台の一部が流されるなどして、31日から運行を見合わせていた。この日は、札幌駅が午前11時45分発のおおぞら5号、釧路駅が午前11時21分発のおおぞら6号から再開された。
同社によると、4日までに「おおぞら」「とかち」を含む全124本が運休、約1万1700人に影響した。バス会社は都市間バスを増便。影響はジャガイモやタマネギなど農産物輸送にも広がった。
帯広市内で同窓会を終え新千歳空港へ向かうという太田考一さん(75)は「まさかJRが運休するとは思わなかったので驚いたが、無事復旧して良かった」と安堵(あんど)し改札に向かった。(廣田佳那)