カミシホロホテル運営「ルイス」が熱気球製作 フライト宿泊プランも
【上士幌】上士幌町内の「カミシホロホテル」を運営するルイスミッシェル(丸山勇雄社長)は、オリジナルの熱気球を初めて製作した。牛をイメージしたデザインで、名称は「ルイス・ミッシェル号」。宿泊とセットのフリーフライトプランのほか係留体験で活用し、観光資源として熱気球の魅力を伝えていく。(大健太郎)
ホテルは2月、地元の熱気球団体の協力を得て、2人一組に限り熱気球フリーフライト体験付き宿泊プランを開始。「感動した」「一生の思い出になった」という声があり、毎週予約が入っていたという。
熱気球を借りて実施していたが、想定以上の反響だったことから、より需要を見込んでホテルの知名度向上も兼ねて製作を決めた。
ルイス・ミッシェル号は容積は3000立方メートルで、大人6人が搭乗できる。球皮には牛をモチーフにしたロゴマークと「カミシホロホテル」の文字を入れたほか、黒と白の牛柄の模様も入れた。
フリーフライトプランは熱気球の立ち上げから見学し、最高1500メートルまで上昇する約40分間の飛行を楽しめる。上空からは十勝平野や大雪山系の山々を一望できる。1人6万5800円で、2人の場合は8万円。
機体を活用し一般向けの係留体験も行っていく。道の駅かみしほろを運営する観光地域商社「karch(カーチ)」と共同で実施。約5分間、上空約20~30メートルまで上昇し景色を満喫できる。体験料は大人3500円、子ども2000円。
初回は11日午前7時から、同道の駅で行う。希望者は前日までに申し込みフォームから申し込む。
カミシホロホテルの島田裕子支配人は「大空で気球を上げて、上士幌をアピールし、お客さんの思い出に残してもらえたら」と話している。
宿泊プランの問い合わせは同ホテル(01564・7・7266)へ。