主役は夜行性の動物たち 夜9時まで開園「よるの動物園」始まる
おびひろ動物園(稲葉利行園長)で27日、開園時間を午後9時まで延長する「よるの動物園」が始まった。多くの家族連れやカップルが訪れ、夜行性動物が活発に動く様子やライトアップされた遊園地を楽しんだ。
毎年この時期に行い、通常午後4時半の閉園時間を延長している。来園者は夜行性のライオンやトラ、カンガルーを興味深げに観察。カンガルーのスポットガイドでは、小林紗央梨獣医師が「体格が対等な相手にけんかを仕掛ける」などと生態を解説し、「明るいときにも見に来て違いを観察してみて」と呼び掛けた。
遊園地の遊具には長蛇の列ができた。中札内村から家族5人で訪れた吉川楓真さん(中札内中1年)は「カンガルーが餌を食べているところがかわいかった」と笑顔を見せた。28日と8月3、4日にも行う予定。(北村里沙)