写真サークルにテーマソング完成 管内在住ミュージシャンが制作
写真サークル「十勝ポートレートTEAM TOKACHI」(田村信貴代表)は、十勝の魅力を伝えるテーマソング「トカチノカゼ」と、そのプロモーションビデオ(PV)を制作した。十勝在住ミュージシャンによる柔らかな演奏と歌声の楽曲で、PVでは十勝各所で撮影した映像と共に楽しめる。(長尾悦郎通信員)
同サークルは人物を被写体としたポートレート写真の撮影を楽しむことを目的に活動し、十勝や札幌のプロとアマチュアのカメラマン25人、専属のモデル6人が在籍。昨年12月に、初めての作品展を帯広市民ギャラリーで開いた。
初作品展の後、顧問の藤崎延明さん(札幌)が次の作品展に向けて「写真だけではなく、歌でも十勝の魅力を多くの人に伝えられないだろうか」と提案。今年1月にサークル内で企画が立ち上がった。
楽曲は、管内のユニット「PERSONE-ペルソーネ-」が制作した。「PERSONE」は、サークル専属モデルでミュージシャンのTeFu.さん(音更)が作詞と歌、つむぎさん(帯広)が作曲とギター、土橋麻美さん(音更)がフルートを担当する。曲名は作品展と同じ「トカチノカゼ」とした。
PVはビデオグラファーでもある藤崎さんが中心となり、5月に幕別町の十勝ヒルズやJR帯広駅前などで撮影。3人の演奏する姿と十勝のさまざまな景色で構成され、ドローンを使ったダイナミックなカットもあり、コンセプトの「十勝の魅力」を存分に伝える内容となっている。
田村代表は「楽曲、PVを通して十勝のことをもっと多くの人に知ってもらいたい。そして今年12月の2回目の作品展につなげていきたい」と話している。
PVはTeFu.さんの公式YouTube(ユーチューブ)で公開している。
十勝ポートレートのテーマソング歌詞
「トカチノカゼ」(一部)
カゼは知っているよ この平野の温もりを
カゼは待ってるよ 今 君の中にあるその輝きに
気づいて歩き出す その日を
当たり前に夜が明けていく
生きることに 今日も追われてく
白い息を吐きながら ひたいの汗を拭いて
想いが芽吹くよ 「元気でいるかな?」って
人知れず流した涙があって 挫けそうになって
あぁ それを「負けるな!」って
見守る想いがあったと わかる日がくる