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池田高放送局18年ぶり復活 部員9人、ユーチューブで行事動画発信

18年ぶりに復活した放送局。前列左が彩花局長、右が悠花副局長

 【池田】池田高校(富永学校長)の放送局が18年ぶりに復活した。2年生9人が、学校行事などの動画を制作投稿する新しいスタイルの部「池高Tube」として活動を開始。高校生ならではの視点で池田高校の魅力をPRする。(水上由美通信員)

 池田高校の放送局は2006年の学校祭活動を最後に休止していた。高校を紹介するYouTube(ユーチューブ)動画の制作をしていた双子の千葉彩花さん、悠花さんらが今年6月、放送局の活動を教師に打診し許可された。

 メンバーは千葉さん姉妹と高田一平さん、岡村凌快さん、坪原功治さん、原口颯士さん、玉置太地さん、本間優仁さん、武智慶人さん。顧問には西村将吾教諭(34)が就いた。

 生徒のユーチューブ動画投稿はコロナ禍をきっかけに始まった。2020年、当時3年生を担任していた西村教諭が、対面制限が余儀なくされる中で、生徒と共に学校祭を撮影し、家族や地域に発信したのが始まり。22年には生徒数の減少を懸念した3年生が一念発起し、同校の部活動を紹介する動画を次々に制作。翌年も3年生に引き継がれ、23年には40本ほど投稿した。

 今年度は後任が決まらず、1年生から制作に携わっていた彩花さんと悠花さんが手を挙げ、活動を引き継いだ。2人の姉の萌さんも22年の活動メンバーの一人で、2人は「姉からも頼まれていた。実際に活動は楽しく、これからも残していきたい」と張り切る。

 放送局では彩花さんが局長、悠花さんが副局長を務める。編集長の岡村さんは学校祭など5~6時間の動画を5分弱に編集する。「見やすさと魅力が伝わるよう心掛けている。大変だがやりがいがあって楽しい」と話す。監督の高田さんは全体の取りまとめや企画などを担当していて、「面白い動画を撮って発信し、ラジオにも出てみたい」と意欲を語る。

 悠花さんは「『池高に行きたい』と思える新入生が増えるような魅力を地域に発信していく」とし、彩花さんは「今後新しい局員が増え、一本でも多く企画して投稿できればうれしい」と話す。

 「ユーチューブ」登録者数は4日現在で1390人。目標は「1万回再生動画を制作すること」。西村教諭は「人数がそろったので、放送局として映像コンテストにも参加できれば」と話している。

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