碧雲蔵の純米吟醸にオリジナルラベル ハピオ30周年記念で企画
【音更】今年で開店30周年を迎えた音更町内のスーパー・ハピオは、帯広畜産大内の酒蔵「碧雲(へきうん)蔵」の日本酒にオリジナルラベルを貼り、記念酒として販売している。純米吟醸の生酒で、同店スタッフも醸造作業に携わった。
同店の節目を祝いたいと、碧雲蔵側から提案があって実現した。5月上旬に醸造を開始し、同店スタッフも蔵に入って酒米の蒸し作業や櫂入(かいいれ)などの仕込みを手伝った。
醸造した純米吟醸のうち、加熱処理を行っていない生酒を300本分用意(720ミリリットル、2728円)。11日に販売を開始し、初日は碧雲蔵の若山健一郎杜氏(とうじ)も売り場に駆け付けた。若山杜氏は「生酒は管理が難しく、なかなか売り場に出ない酒」とし、「フレッシュな味わいで、口に含んだとき米の香りがする。うま味が出ていておいしく仕上がった」と出来栄えを語る。
ハピオの鳥海正行部門統括取締役は「ぜひお中元に向けて買ってほしい」とPR。10月には火入れして4~5カ月ほど熟成させたものを販売する予定。(児玉未知佳)