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ラマの「梅ノ輔」死ぬ 穏やかで、ひょうひょうとした性格

穏やかな性格だった梅ノ輔(右)。左は小梅

 おびひろ動物園(稲葉利行園長)のラマ「梅ノ輔」(雄、8歳)が、19日に死んだ。解剖の結果、死因は消化管に穴が開く消化管穿孔(せんこう)とみられる。

 5月19日に担当飼育展示係の渋谷美江さんが尿を出しづらくなっているのを確認。帯広市内の大動物手術専門の獣医師の協力を得て同21日、尿石を摘出する手術を行い、一時回復したが、再び排尿に支障を来した。園での手術2回を含めてその後計4回、尿管の通りをよくしたり、術部の処置をしたりする手術を行った。1日2回の点滴も行ったが、19日午後6時ごろに園内の放飼場で死んだ。

 解剖では腹膜炎が見つかり、第3胃に穴が開いているのが確認された。尿石との因果関係は分かっていない。ラマの平均寿命は約20年とされている。

 梅ノ輔は2016年に大樹町の農家で生まれ、同年に寄贈された。姉の「小梅」(雌、10歳)と仲が良く、「小梅は心配で梅ノ輔のことをずっと見ていた」(冨川創平獣医師)という。渋谷さんは「穏やかで、ひょうひょうとした性格だった」と振り返る。同園のラマは小梅1頭になった。(北村里沙)


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