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青鳥舎が池田町に初のフリースクール開設「遊びに来る感覚で気軽に」

不登校の子どもたちの居場所として開放される「いとのは」の施設

 【池田】一般社団法人青鳥舎(帯広、小川洋輝代表理事)は、不登校の児童生徒らの居場所として、池田町内にフリースクール・フリースペース「ToRiSu」を開設する。13日から毎週月曜の午前中に開放し、小川代表は「ふらっと遊びに来る感覚で来てもらえれば」と呼び掛ける。町教委によると、町内にフリースクールが開設されるのは初めて。(澤村真理子)

 同法人は昨年11月、町内の旧教員住宅(利別西町29ノ1)で日中一時支援事業の「いとのは」を開設。発達の気になる子どもや障害児の発達支援を行っている。サービスを提供する中で、町村部には不登校の子どもの居場所が少なくニーズがあると感じ、同施設(90平方メートル)の開放を決めた。

 対象は小中高生で、池田や豊頃、浦幌、幕別の東部十勝をはじめ居住地は問わない。登録は必要なく、「自分の名前も明かさなくても良い。話したくなるまで待ちます」と小川代表。池田町教委によると、町内の不登校児童生徒数は昨年度4人だった。

旧教員住宅を活用した施設

 同法人は昨年5月に帯広市内でも「ToRiSu」を開設している。毎週木曜に開放し、児童生徒が思い思いに絵を描いたりゲームをしたりして過ごしている。少しずつ登校するようになった児童もいるという。

 ToRiSuは鳥の巣に由来し、卵からひなが生まれるとき殻の内側をつつくように、過干渉はせず、子どもたちが“つつく”のを待つとの思いが込められている。

 池田のToRiSuは月曜(祝日や長期休業期間は除く)の午前9時~正午。申し込み不要、利用無料。問い合わせは小川代表(090・9755・6179)へ。

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