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農高産小豆のどら焼き卒業生へ 勝農会が記念品

教室で配られたどら焼きを持つ農業科学科3年の生徒ら

 農業高校ならではの思い出の品を-。1日卒業の帯広農業高校(佐藤裕二校長、生徒567人)の3年生185人に2月29日、同窓会の勝農会(中村健一会長)が記念品として、生徒が生産した小豆を使用した「どら焼き」を贈呈した。(菊地青葉)

 昨年に続く取り組み。それまでは校歌などが入ったCDを記念品として贈っていたが、時代に合った農業高校らしいものに変更してはどうかと検討が進められていた。その結果、農業科学科の生徒が3年間丹精込めて育てた小豆を使用した「どら焼き」をプレゼントすることが決まった。地元の菓子メーカー六花亭の協力で、特別に製造・贈呈されることになった。

 1箱3個入りで、1個ずつに同校の校章の焼き印が押されている。記念品製造の経緯や同会のメッセージが書かれたカードも添えられた。

生徒が育てた小豆を使った記念のどら焼き

 卒業式を控えたこの日、体育館で開かれた勝農会入会式の後、生徒は各クラスでどら焼きを受け取り、早速頬張っていた。農業科学科3年の鎌田翔さん(18)は「つぶあんでしっかりとした食感。あんこ本来の甘みがあっておいしい」と笑顔。「3年間育てたものが、こういう形でどら焼きとして食べることができてうれしい。頑張って良かったと実感できる」と喜んだ。

関連写真

  • どら焼きを頬張る生徒ら

    どら焼きを頬張る生徒ら

  • どら焼きを味わう鎌田翔さん

    どら焼きを味わう鎌田翔さん

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