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母校の糠内小で走る楽しさを伝授 幕別町応援大使の福島千里さん

児童に走る楽しさを伝えた福島さん

 【幕別】幕別町の応援大使で陸上競技五輪3大会連続出場の福島千里さんが20日、母校の糠内小学校(笠原聡校長、全校児童19人)を訪問した。体育の授業の講師を務め、子どもたちに速く走るこつや走る楽しさを伝授した。(松崎篤嗣)

 授業は町出身のオリンピアンが町内の学校を訪問し、生徒と交流することでスポーツへの興味・関心を深めることを目的にした「アスリートと創るオリンピアンの町創生事業」の一環。糠内小の児童に加え、近隣の明倫小の児童9人も参加した。

 福島さんは、フラフープを使った準備運動や片足だけを使った鬼ごっこなどで児童と交流し、現役時代に使っていたスタートのこつを教えた。授業の最後には、同校が2012年の校舎建て替えの際に、陸上女子100メートルの日本記録保持者の福島さんにちなんで建設した東西校舎を結ぶ100メートルの廊下を福島さんと児童が一緒に走った。児童は福島さんの走りに「早すぎ」「新幹線みたい」と歓声を上げていた。

 授業の最後に福島さんは「みんな楽しんで走っていて良かった。(トレーニングは)ぜひ次の運動会に向けてやってみて」と呼び掛けた。糠内小の児童会長の岡田美空さん(12)は「廊下を一緒に走ると福島さんがすごく速いことがわかった。走るのは苦手だったけど、福島さんと走るのはすごく楽しかった。初めて走るのが楽しいと思った」と話していた。

 福島さんは19日にも母校の札内中学校を訪れ、陸上部員を指導した。同日午後には役場を訪れ、飯田晴義町長と談話した。飯田町長は「底辺を広げるためにはどれだけ多くの子どもたちが競技に取り組んでくれるかが大事。町内の児童生徒に親しみやすいような指導をしていただき、第二、第三の福島選手の誕生を手助けしてほしい」と話していた。

母校の糠内小で走る楽しさを伝授 幕別町応援大使の福島千里さん

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関連写真

  • 児童にスタートのコツを教える福島さん(左)

    児童にスタートのコツを教える福島さん(左)

  • 福島さんと(前列中央)と記念撮影する児童

    福島さんと(前列中央)と記念撮影する児童

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