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おびひろ動物園が今年度営業終了 来場者は夏季も冬季も前年度超え

冬季開園に合わせてオープンした馬触れあい舎を見学する来園者(2023年12月2日、金野和彦撮影)

 おびひろ動物園(稲葉利行園長)は25日、冬季開園を終え、今年度の営業を終了した。夏季開園と合わせた219日間の来場者は17万3807人に上り、夏季、冬季とも前年度を超えた。(北村里沙)

 今年度の夏季開園は、昨年4月29日~同11月5日の毎日、冬季開園は同12月2日~今年2月25日の土・日・祝日。来場者数は、夏季が16万4792人と前年度比1178人(0・72%)増えたが、コロナ禍前の19年度(17万1747人)には及ばなかった。冬季は同1327人(17・26%)増の9015人。

ばん馬舎新設 冬来場押し上げ
 冬季開園に合わせて「馬ふれあい舎」がオープンし、同園は「ばん馬との触れ合いを楽しみに来ていただけるお客さまが増えた。祖父母まで3世代で来られる方、ばんえい競馬場に行ったことはなく初めてばん馬を見た人もいた」とする。

 また、昨年10月にはビジターセンター「ハピネスホーム」も開設し、「休憩する子ども連れのお客さまも多く、大盛況だった」(同園)。

 8月上旬に新キリン舎が完成予定。屋内展示場を備え、2階からキリンの目線で観察できる。

 東エリアではバリアフリートイレや冷暖房完備の待合スペースを備えた移動式トイレも完成する予定で、和式トイレしかなかった東エリアの利便性が改善される。

 稲葉園長は「小さな子どもが目を輝かせ、馬の大きさやぬくもりを感じてくれた。来年度もばん馬2頭やキリンの親子3頭に会いに来てほしい」と話す。

 新年度の夏季開園は4月27日からを予定している。

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