大きなイグルー作ったよ 雪山で子どもたち歓声 日高山脈国立公園化PR事業実行委 中札内
【中札内】中札内村民有志でつくる日高山脈国立公園化PR事業実行委員会(須賀裕一委員長)は14日、中札内文化創造センターでイグルー(かまくら)作りを行った。子どもたちは日高山脈の登山経験も豊富な北海道大学山岳部の学生指導のもと、雪のブロックを積み上げ、大人の背丈を超える大きさのイグルーを完成させた。
イグルーは、雪山登山の際、現地の雪を使って作るドーム型シェルターで、通常のかまくらとは異なり、雪が少なくても作ることができるなどのメリットがある。
参加した子どもたちは、雪山からブロックを切り出してそりで運び、ドーム型になるようバランスを見ながら積み上げられるようブロックを削るなどの作業に熱中。中札内小学校5年の吉間朔也さん(10)は「雪のブロックがすごく重くて力のいる作業だったけど、ブロックを削って形を整えたりするのも楽しかった。イグルーの中は思っていたよりも狭かった」と話していた。(完戸雅美)