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帯広の養豚をPR 東洋食肉とオリエンタルフーズが肉まん開発、十勝めぐみ牧場の豚使用

「帯広恵豚まん ポテトチーズ」をPRする(左から)遠藤社長、片山所長、木戸事務局長

 東洋食肉販売十勝事業所(帯広市、片山丈浩所長)は、ニッポンハムグループの養豚食肉生産を手掛ける「十勝めぐみ牧場」(帯広市)の豚肉を使用した中華まんじゅう「帯広恵豚まん ポテトチーズ」の販売を始めた。食肉加工のオリエンタルフーズ(帯広市、遠藤明徳社長)と協力し、1年以上かけて開発。地元十勝での帯広産豚肉の認知度向上と、消費拡大を目的としている。

 東洋食肉は「帯廣ジンギスカン」や「おびひろ豚焼肉」など、「帯広」の名を付けた商品の開発を進めている。スーパー・ハピオ(音更町)が販売する「ハピまん」の製造も担っており、中華まんじゅうの製造技術で「帯広オリジナルの肉まんを作りたい」との思いから商品開発に着手した。

 帯広物産協会(小倉豊会長)が事務局を務める北海道フードネットワークプロジェクトの一環で、商品は同協会が監修。100%十勝産小麦を使用した皮と帯広産豚ひき肉、道産のジャガイモとチーズを使用し、パッケージにはフードバレーとかちのロゴがプリントされている。

 同協会の木戸善範事務局長は「あんにこだわりすぎて、かなり時間がかかった」と語る。中身の水分量調整に苦戦していた際、練り物系肉加工品の製造を手掛けるオリエンタルフーズに相談。「ジャガイモを入れる」という同社のアイデアで、うま味としっとり感が両立した。「甘みのある生地とあんのバランスがよく仕上がった」(片山所長)という。

 冷凍で販売し、1個130グラム、410円。ハピオととかち物産センター(JR帯広駅エスタ東館)、MEGAドン・キホーテ西帯広店などで順次販売する。新千歳空港の十勝VALLEYsでは蒸したてを提供する予定。(児玉未知佳)

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  • 新商品の「帯広恵豚まん ポテトチーズ」

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