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柳町イーグルスの菊池と山田がファイターズジュニア入り 少年軟式野球NPBジュニアトーナメント

ファイターズジュニアのユニホーム姿で意気込む(左から)山田岳と菊池春馬

 【音更】少年軟式野球の「NPB(日本プロ野球機構)12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP」(26~28日・東京・明治神宮野球場、神奈川・横浜スタジアム)に出場する北海道日本ハムファイターズジュニアに、音更町の野球少年団柳町イーグルスから捕手の菊池春馬(柳町小6年)と投手の山田岳(同)がメンバー入りした。十勝の同じチームから、同時に複数選手が選ばれるのは初めて。2人は大舞台でのバッテリー登板実現に向け意気込んでいる。(新井拓海)

 NPB12球団ジュニアトーナメントは今年で19回目を迎え、プロ野球各球団のジュニアチームが挑む。日ハムは、道内の小学6年生を対象に、各選手のプレーを収めた映像で1次選考を実施。応募した約350人から44人に絞られ、実技選考を経て最終的に16人が選出された。ファイターズジュニアは2011年以来、2度目の頂点を目指す。

総合力高い捕手 菊池
 菊池は広角の打撃に優れ、走塁も武器にする総合力が高い捕手。初めて組む投手との実技選考では、ベンチでの密なコミュニケーションを意識し、好投を引き出した。柳町イーグルスの遠藤広夢監督は「理解力に優れている。常に野球のことを考えて、うまくなろうとしている」と、山田と共に2人の熱意をたたえる。

制球力は“精密機械” 山田
 山田の持ち味は制球力。遠藤監督から「精密機械」とも評される技術に加え、試合の状況に左右されない精神力も併せ持つ。実技選考では緩急ある投球が光った。要所では得意の外角低めへの速球で締めるなど、平常心で実力を発揮した。

 大会では、菊池と山田の十勝バッテリーの大舞台での実現が期待される。スタメン争いは激しいが、「一つずつ丁寧にプレーし、他のメンバーの良いところをまねすることも心掛けたい」と向上心の強い菊池。山田は「(他選手と)実力で並ぶ中では声の出し方でもスタメンが変わってくる。けがと体調にも気をつけ、先発投手を目指す」と、隙なく本番を見据える。

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