道の駅おとふけで防災訓練実施、駐車場で車両展開も
【音更】道の駅おとふけ(音更町なつぞら2)で20日、今年度の防災訓練(町主催)が行われた。町や国などの関係機関や道の駅に出店している飲食店従業員らが、大規模災害への備えを確認した。道の駅での防災訓練は昨年に続き2回目。(内形勝也)
町や帯広開発建設部、陸上自衛隊第5旅団第5特科隊、帯広警察署、NEXCO(ネクスコ)東日本道支社、音更消防署、道の駅に隣接する柳月の従業員ら併せて約120人が参加した。
初めに、小野信次町長が「災害に備えて、心構えを含めて情報を共有し、万が一の際に安心を提供できるようにしたい」とあいさつ。続いて、町総務部危機対策課の担当職員が災害想定などを説明した。
訓練は、午前6時に十勝沖を震源とするマグニチュード8の大地震が発生し、音更町内で震度6弱を記録したことを想定。救援車両の展開訓練では、町職員らが一般車両や避難車両を計画的に誘導、道東沿岸地域に救援に向かうため道の駅の防災拠点駐車場に集まった車両の場所を確保した。
また、道の駅中庭広場では、陸自の給食支援担当部隊が豚汁を調理。道の駅施設内では、町女性防火クラブのメンバーらが、おにぎりを作り、出来上がった豚汁と一緒に訓練参加者らに配食した。音更町消防団すずらん分団の団員らは、AED(体外式除細動器)による心肺蘇生を、ダミー人形を使って行った。